三菱 アウトランダー ブレーキローター研磨

本日は三菱アウトランダーのお客様です。
よくスノーボードへ行かれるということで、融雪剤の撒いてある高速道路や山道を走るため
下回りがサビだらけになっていました。

ブレーキも例外ではなく、アタリが非常に悪くなっていたためローターの研磨を実施しました。

ローター裏面です。
かなりサビが浮いているのがわかると思います。
内外1cmちょっとずつブレーキパッドが当たっておらず、これではブレーキの機能がかなり低下してしまいます。

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まずディスクグラインダーでサビを落とします。
サビている部分は結構盛り上がっているので、段差がなくなるように削ります。

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で、研磨機にセット。
片面0.5mmずつくらいの研磨が必要でした。
摩耗限度を超えるようならローターの交換が必要になります。

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研磨終了したものがこちら。
段差もなくなり、性能が元に戻りました。
ご要望があればハウジングも塗装したりできますが、
今回はこのままで良いとのことなのでこの状態で取り付けしました。

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なお、ブレーキパッドはこんな状態でした。
ほぼサビの塊と化しています。
こうなる前に、足回りはこまめに洗浄しましょう。

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NCP50 プロボックス フロントブレーキキャリパーOH

今回はNCP50プロボックスのブレーキキャリパーOHをします。
車検で入庫しましたが、リフトアップして点検したところ異様にフロントタイヤの回転が重い。
とりあえず分解しましょう。

キャリパーをブラケットから取り外して、ホースが繋がっていた穴から
エアガンで空気を送り込んでスッポンと抜きます。
結構すごい勢いで出てくるので布等をかませないとピストンが壊れるので注意。

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抜けました。
思ったほどサビてないですがやっぱり汚れてますね。
ブレーキクリーナーで洗浄した後、600番くらいのペーパーできれいに磨きます。

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きれいになりました。
キャリパー本体も洗浄後、ペーパーで磨きます。
細かい溝の汚れが落としにくいので、先曲りのドライバー等で傷つけないようにサビを落とします。

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スライドピンもやっぱり汚れてます。
ここも錆びると動きの悪くなる原因となりますので
スライドピンと、ピンの刺さる穴をきれいに洗浄します。

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洗浄したところ。
特定の部分だけ削れているのがわかるでしょうか?

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軽くペーパーで磨きます。

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今回交換した部品。

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あとは組み付け用のシリコングリスを各部に塗りながら組み付けます。
試走してタイヤの回転が重くないことを確認して終了です。
だいたい作業時間1時間くらいでした。

U62V ミニキャブ タイロッドエンドブーツ交換

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今回はこのバリバリに破れてしまったタイロッドエンドブーツを交換します。
ハンドルを切った時にタイヤを連動させて舵を切る重要な部品の保護をしているもので
破れてしまうと中のグリスが漏れ出してしまいます。
漏れ出した結果、潤滑ができなくなったりサビが出たりして
悪化するとボールジョイントにガタが出てハンドルがぶれたりしますし、車検にも通りません。

まず、ナックルからボールジョイントをプーラー等で切り離したら
古いタイロッドエンドブーツを外します。

先のとがったマイナスドライバー等でブーツの端を叩くと浮いてきますので
順番にこじっていくと簡単にポロッと取れます。

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中に黒っぽいグリスが封入されてますね。
軽く動かしてみてガタがないかチェックしときましょう。
ガタがあったり、あまりにも軽く動くようであればボールジョイントごと交換です。

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新品のブーツを乗せて、その上からちょうどいいサイズのソケットをかぶせて
ハンマーで均等に叩いてはめ込みます。
この車の場合だと32mmのソケットでした。
普通車だともっと大きいかも。

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できあがり。
所要時間片側15分程度かな?