100系ハイエース ECU修理

 

今回は少し年季の入った100系ハイエースが頻繁にエンストするということで入庫です。
ディーゼルなので、ほとんどの場合が
エンストする=燃料が噴射されていないということになります。

まず疑うのは燃料ポンプが働いてないということですが
約10万キロ走行で、燃料ポンプは2万キロ程度前に交換したということらしい上に
エンストしてもすぐまたエンジンがかかるので可能性としては低い。

で、色々調べてみるとどうもこの車種、ECUに問題があるらしく
燃料噴射信号がたまにでなくなるみたいでエンストするようです。

しかも平成一桁の車なので新品のECUの供給が無く
中古の見積りを取ったところ45000円!というえらく足元を見られた価格。

まあ直らなかったら買うとして、ダメ元でバラしてみましょう。
ということでバラした写真がこちら。
ちなみにこの車のECUはちょっと変わったところに付いていて少し探すのに手間取りました。
助手席シートベルト収納部のあたりのピラーにくっついています。

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パッと見た感じ何ともなさそうですが
小さい基盤を持ち上げてよく見てみると・・・。

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写真中央右側の黒っぽい電解コンデンサが液漏れしてますね。
多分こいつが原因でしょう。

さすがに自動車部品商に電解コンデンサ注文しても持ってきてくれないので
翌日大須電気街までひとっ走りして買いに行きました。
とりあえず交換後問題は起きてないようです。

HC24S 日産 ピノ ベルト交換

HC24S 日産ピノのひどいベルト鳴きで入庫です。
この車は日産から販売されていますが、実はスズキ・アルトのOEM供給モデルです。
なぜかスズキの軽はよくベルト鳴きに悩まされるんですよね・・・。

さっそくリフトアップしてベルトを点検しようすると

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!?
オイルパンの上のあたりが真っ黒!
さらに覗き込むとオルタネータのあたりまで黒い粉がついています。
ベルトが削れてたんですね。
2本のうち1本は無事でした。

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ベルトを外して見るとこんな具合に。
写真ではよくわかりませんが、ヒビだらけ+削れて裏が透けて見えてました。

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とりあえずベルト交換して様子見してみたものの
翌日試運転したらまた派手に音がでてしまいました。

こうなるとベルトだけでなくプーリーの不良の可能性が高い。
オルタネータプーリーとクランクプーリーを新品に交換したところ改善しました。

ヘッドライトのくすみ取り

最近の車のヘッドライトは、ほとんどがプラスチック製で
劣化してくると黄ばんだり白く濁ったりして、見栄えが悪くなるのに加えて
ライトの明るさも落ちてしまいます。

そこでオススメなのがこちら。
キャリックスのブライトフォーム。

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ヘッドライトに直接吹き付けるか
このようにウェスに適量取って泡が消えるまで拭いた後、乾拭きするだけ。
片側3分もあれば十分です。

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違いがわかるでしょうか?
かなり透明度が増してると思います。

←施工後                   施工前→

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ただ、ちょっとお値段が張る(2500~3000円程度)のと、入手しづらいのが難点です。

似たような製品を探してみたところ、KUREのLOOXという製品を見つけました。
こちらも試してみたところ施工性は少々落ちますが、なかなかきれいになります。
黄バミ、くすみが気になる方はいかがでしょうか?

NCP50 プロボックス フロントブレーキキャリパーOH

今回はNCP50プロボックスのブレーキキャリパーOHをします。
車検で入庫しましたが、リフトアップして点検したところ異様にフロントタイヤの回転が重い。
とりあえず分解しましょう。

キャリパーをブラケットから取り外して、ホースが繋がっていた穴から
エアガンで空気を送り込んでスッポンと抜きます。
結構すごい勢いで出てくるので布等をかませないとピストンが壊れるので注意。

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抜けました。
思ったほどサビてないですがやっぱり汚れてますね。
ブレーキクリーナーで洗浄した後、600番くらいのペーパーできれいに磨きます。

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きれいになりました。
キャリパー本体も洗浄後、ペーパーで磨きます。
細かい溝の汚れが落としにくいので、先曲りのドライバー等で傷つけないようにサビを落とします。

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スライドピンもやっぱり汚れてます。
ここも錆びると動きの悪くなる原因となりますので
スライドピンと、ピンの刺さる穴をきれいに洗浄します。

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洗浄したところ。
特定の部分だけ削れているのがわかるでしょうか?

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軽くペーパーで磨きます。

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今回交換した部品。

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あとは組み付け用のシリコングリスを各部に塗りながら組み付けます。
試走してタイヤの回転が重くないことを確認して終了です。
だいたい作業時間1時間くらいでした。

L250S ミラ エンジンオイル漏れ修理

本日はダイハツ ミラ L205Sのエンジンオイル漏れの修理です。
エンジン上部がオイルでベトベトになって、地面に滴るほどでした。
発火の可能性も十分にありましたので大変危険です。

ということで、まずエンジンの洗浄。
専用の洗剤を吹き付けてスチームで洗い流します。

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洗浄して乾燥したら、作業の邪魔になるものを外していきます。
エアクリーナーボックス、イグニッションコイル・インジェクターのカプラーを外すと
タペットカバーを抜き取る経路が確保できます。
タペットカバーのねじ8本(うち1本横から)を外して

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とれました。
ちょっとオイル交換サボり気味の色してますね。
エンジン側パッキンの当たり面になるところをきれいに清掃します。
アールになってるところに液体ガスケットが少し盛ってあったので
先例に倣って同じように盛り付けておきます。

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カバー側もきれいに洗浄。
新しいパッキンをはめてエンジンに取り付けして完了です。

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エアクリーナーボックスを組み戻す際に
ブローバイホースが割れているのを発見してしまったのでこちらも交換。
ここのホース本当によく割れてます・・・。